2005年07月04日

わさびの品種について (その4)

 わさびの「退化現象」、これはわさびを栄養繁殖で栽培しつづけるための    
       
           『宿命・・・・・・』  
 
 です。
 
 それは、『種』としての『寿命』とでも言ったらよいのかもしれません。 
 
 同じ品種を栽培しているうちに、だんだんと「生命力」が落ちていきます。
 
 その主な原因にウィルスが考えられています。タバコモザイク、カブモザイク、キュウリモザイクウィルスなどに感染していくことが知られています。
 
 品種によってこの生命力の強さがいろいろに異なりますので、強健で病気に強くて、しかも風味のよい味の優れた栄養繁殖できるわさびの品種を開発することが求められています。
 
 このようなわさびの新品種を開発して、生産地の将来と日本の食文化を担うことが、まさに今緊急に求められています。
 
 実は、この栄養繁殖で栽培できる良質のわさびの品種を開発するために、実生栽培の技術を使います。
 
 この品種とこの品種を掛け合せて、両方の品種の「特性」の良い部分を持った新らしい品種を開発していくのです。
 
 わさびの場合、雑種どうしの掛け合せのために、どうしても思うような品種ができる確率がとっても低いために、良い品種を開発するのがとっても大変です。
 なかなか思うようなものが開発できないのです。
 
 しかも、品種の特性が安定していることが必要ですし、試験栽培に一代が12ヶ月以上の栽培期間が必要です。これを2〜3代は繰り返して分根で栽培することが求められます。
 
 このようなことを経て、市場価値のあるわさびの新品種が開発育成されます。
 
 
                              


この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/bunchan33/27137419